刄(YAIBA)工法とは・・・
- らせん場の翼部鋼板(先端翼)を取り付けた鋼管杭を、回転貫入装置を備えた杭打機によって回転させて地盤中に貫入し、これを地盤補強材として利用する工法です。
- 安心な建築技術性能証明取得工法です。
- 細径の鋼管を採用できる工法です。
- 一般的な鋼管工事より、支持力が高い工法です。
- 最大施工深度は施工地盤より130D(D:軸径)まで可能です。
- セメント系固化材を使用しない工法です。
- 土質に影響されない為、安定的な工事が可能です。
刄杭写真
杭打終了写真
最適な敷地
- 支持層が深く、軟弱な地盤が連続している場合。
- 腐植土が存在する可能性がある場合。
- セメント系固化材を使用しての施工に抵抗のあるお施主様。
- 近隣宅地が密集し、セメント系工事での粉塵トラブルを避けたい。
刄(YAIBA)工法 施工手順
- 杭を吊り込み、重機にセットする。
- コラム中心位置を出し、その位置に杭の中心が来るようセットする。
- 回転しながら圧をかけ、打設する。
- 杭の継ぎ足しがある場合、2本目(継杭)をセットし、溶接を行う。
- 継杭を1本目同様に打設する。
- 杭頭の高さにあわせて切断し、杭頭処理を行う。
工法種別 比較事項 |
柱状改良 | 鋼管杭 | 刄工法 | 備考 |
---|---|---|---|---|
コスト | 〇 | △ | 〇 | 刄工法は細径鋼管を使用する為、一般鋼管工事よりローコストでの施工を実現可能 |
工期 | △ | 〇 | 〇 | セメント系固化材を使用しない為、養生期間が無い |
施工品質 | △ | 〇 | 〇 | 柱状改良における腐植土等による固化不良問題が刄工法では無い為、安定した施工が可能 |
ECO | △ | 〇 | 〇 | セメント系工事と違い六価クロム問題が発生せず、杭の完全撤去も可能な為、土地の資産価値を守る事が可能 |
残土 | △ | 〇 | 〇 | 刄工法では残土発生が無い為、施工後の現場も綺麗な状態を維持できる。産業廃棄物が出ない工法 |
性能証明 | △ | △ | 〇 | 刄工法は、GBRC性能証明第19-04号を取得し、どの地盤保証会社でも採用可能 |