湿式柱状改良とは・・・
最も一般的な地盤改良工事です。セメント系固化材と地中の土と水を混ぜる合わせ、杭状に仕上げ、建物を支えます。普及しているために費用も他の工法に比べて比較的安価に施工できます。複数の重機や車両が必要ですので、狭小地にはやや不向きになります。
施工中写真
完工写真
最適な敷地
- 2.0m— 8.0m以内が軟弱な地盤の場合。
- 固化材の選定により、ほとんどの地盤に対応可能。
柱状改良の施工手順
- コラム中心位置を出し、その位置に改良機の中心がくるように機械をセットする。
- スリラーが改良機の先端より注人しながら回転し、規定の速度で掘削する。
- 所定の位置に達したら、トルク計にて支持層到達を確認する。
- 改良機を掘削時と正逆回転し混合攪拌(錬り返し)を行う。
- コラム頭部の改良状況を確認し、コラム造成完了。
工法種別 比較事項 |
表層改良 | 柱状改良 | 鋼管杭 | 備考 |
---|---|---|---|---|
コスト | 〇 | 〇 | △ | 表層改良は比較的安価で施工が可能 |
工期 | △ | △ | △ | セメント系固化剤を使用するため、養生期間が必要となる |
施工品質 | △ | △ | △ | その土地の土質によって、施工品質にバラツキが出る |
ECO | △ | △ | △ | セメント系固化材と現場の土と撹拌し改良地盤を造るため、解体後は産業廃棄物処理となる |
残土 | △ | △ | △ | セメントを入れるため、残土が発生する。その土地の土質によって場合によっては、土が膨らみ、残土が多く出ることもある |